本記事は次のような疑問にお答えします.
Tioman島への行き方の疑問
- Kuala LumpurからTioman島へはどのように行く?
- フェリーの予約はどうしたら良いのでしょうか?
- Tioman島までにかかる時間はどれくらい?
Malaysiaの東海岸に浮かぶ楽園「Tioman島」への行き方を解説します.
空路がないために「Tioman島」への道のりは遠いですが,行きずらいことが幸いして島には静かでのんびりとした光景が残されています.
こんな方におすすめ
- Malaysia在住で静かな島で休暇を過ごしたい方
- Singapore在住でMalaysiaに旅行したい方
- Tioman島へのアクセスを知りたい方
実は本記事を読むと,MalaysiaのTioman島への行き方について具体的な準備・時間が把握できます.
私はMalaysiaで駐在員をしており,実際にKuala LumpurからTioman島に行ってきた体験をもとにして行き方についてまとめます.
本記事のポイント
- 陸路と海路でTioman島までは1日がかりの移動
- フェリー券は事前購入,出港1時間前に集合
- 途中にKluangで休憩した後は山道ドライブ
この記事を読み終える頃には,Tioman島の興味がわくと思います.島での滞在記は次の記事をお読みください.
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Kuala LumpurからTioman島への行き方
Malaysia首都Kuala LumpurからTioman島への行き方について解説します.
Tioman島に行くための直通便がないため,陸路と海路での旅行となります.
自家用車・レンタカーで行く場合
私は自分の車を運転してTioman島まで行きました.実際にかかった時間を紹介します.
Tioman島への行き方
9:00
Kuala Lumpur市内を出発
8:30-12:45
Keluangでランチ休憩
13:30-16:00
Kelangから港町Mersingへ移動
17:00-19:00
フェリーに乗りTioman島に到着
19:30
Tioman島のホテル到着
Kuala Lumpurの自宅を出発してTioman島のホテルに到着するまでに10時間半もかかりました.
Malaysiaの他の地区から訪れる場合は,港町Mersingまでの生き方が異なりますが,フェリーの予約の仕方は共通です.
Johor BahruからTioman島へ行くならば陸路は2時間(約130km)です.
片道にかかった費用
Kuala LumpurからTioman島に行くまでにかかった費用はRM 170(日本円 5,100円)です.内訳は次をご参考ください.
片道の費用
- フェリー券 RM 70
- 高速道路通行料金 RM 30
- ガソリン代 RM 40
- 海洋保護税 RM 30
私は会社から支給されている車で旅行しましたので,車自体の料金は含まれません.
バスで行く場合
Kuala Lumpur市内の「TBS bus station」から港町Mersingまで高速バスがでています.
公式サイトから時刻表およびチケットをご確認ください.
旅行前にフェリー券を購入
Tioman島に行くための海の玄関がMalay半島東海岸の港町「Mersing」です.
Mersingでフェリーに乗りTioman島に向けて出発することになるのですが,事前にフェリー券を購入する必要があります.
チケット事前購入
フェリー券は,Bistari Gemilang Travel社が運営するBluewaterの公式ページより事前購入します.
予約画面では往復の日付と,Tioman島内で利用する港を選択します.
往復でかかったフェリー券の費用はRM 70(日本円 2,100円)です.
フェリーの出港時間は限られているので,Kuala Lumpurからの移動時間を考えると夕方の便が安全です.
Tioman島の港
Tioman島で利用する最寄りの港は宿泊先のホテル位置を確認してください.
Tioman島の港
- Tekek
- ABC(Air Batang)
- Genting
- Paya
- Salang
Kuala Lumpur市内からMersingまでの道のり
Kuala Lumpur市内から港町Mersingまで陸路で約350kmありますので,途中休憩を入れると運転に約7時間かかります.
途中までは快適に運転できるのですが高速道路を降りてKluangを超えたあたりの山道で運転が難儀になり疲れました.
実際の私の陸の旅路をご紹介します.
南北にのびる高速道路は快適
Kuala Lumpur市内North-South高速で2時間ほど運転して,途中サービス・センターで休憩します.
Malaysiaの高速道路にある休憩所は飲食店が充実していて小腹が空いた時には軽食を買うことができます.
私は冷たいヨーグルトの飲み物を買って,ほっと一息つき,運転のために気分転換しました.
Ayer Hitamで高速道路を降りて,国道を走ります.道の舗装がところどころ悪くて,砂煙が立っていました.
高速道路までは速かったのですが,一般道に降りてから速度が出せずに思いのほか時間がかかりました.
陸の街Kluangでお昼休憩
朝Kuala Lumpurを出発するとちょうどいいところに,道中に「Kluang」という大きめの街があり昼食をいただくことにしました.
お昼ごはんは,「鄰家釀豆腐(Niang Taufu)」で頂きました.
出汁の効いたスープに練り物が入った「釀豆腐」は,舌に染みわたる優しい味わいでした.乾麺も注文して一緒に食べました.
店内は庶民的な佇まいです.
お会計はRM 10(日本円 300)出して,お釣りがRM 0.5返ってくるという驚きの値段でした.
山道をひたすら走り東海岸へ
Kluangを抜けると,ひたすら一本道の山道が続きます.
あまりに単調な道なので途中眠気に襲われて,30分ごとに車を停めて気分転換しました.
道以外に人工物がないので.Kluangを出発する前にお手洗いを済ませて,必要な食料・飲み物は補給しておいた方が良いです.
港町Mersingに到着
港町「Mersing」に到着すると,思っていた以上に大きな街であることに驚きました.
フェリーの時間まで余裕はあったのですが,先にフェリー会社「Mersing Harbour Centre」に向かい発券を済ませるようにします.
フェリー会社近くには私営駐車場があり,1日あたりRM 15(日本円 450円)で駐車することができます.
フェリー乗り場のすぐ横なので旅行にはとても便利です.
Mersing Harbour Centreで搭乗手続き
フェリー会社「Mersing Harbour Centre」の建物に入り,オンラインで購入した券を発行してもらいます.
搭乗手続きが出港の1時間前になっていますので,余裕を持ってフェリー会社「Mersing Harbour Centre」に到着するように予定を組む必要があります.
チケットをもらう際は特に身分証明書の提示は求められませんでした.
Tioman島に入島するためにはフェリー券だけでなく,海洋保護税を支払わなくてはいけません.
チケット・カウンター後側で海洋保護税なるものを支払います.
海洋保護税(外国人の場合)
- 大人 RM 30
- 子ども RM 15
- 老人 RM 15
- 障がい者 RM 15
海洋保護税はMalaysia国籍と外国国籍で支払う額が異なります……
港町の古風な喫茶店でフェリー待ち
搭乗手続きが全て終わった後,フェリー出港まで時間があったので港近くのレトロな喫茶店でコーヒーを飲んで旅行気分を満喫.
古びた店内なのですが時間の流れが止まっているようで,古き時代の華僑文化が残っています.
波に揺られて2時間でTioman島到着
出港の時間が近づいたのでフェリー乗り場に行き,チケットを提示してフェリーに乗り込みます.
Malaysia人の旅行客が大半ですが,意外にも欧米の旅行客が数名いました.
波に揺られること2時間でついにTioman島へ到着しました!
Tioman島での滞在記は別の記事にまとめましたので,あわせてお読みいただければ幸いです.
まとめ:丸一日かかる大移動だけれども,行く価値のあるTioman島
Tioman島への行き方を私の体験をもとにしてまとめました.
飛行機による直通便がないためにTioman島へ訪れる人は決して多くはありませんが,観光客が少ないためにTioman島には島独自の静かな時間が流れています.
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日本からMalaysiaに旅行に訪れる方にはTioman島への往復の移動だけで2日ほどを使うためにおすすめしずらいです.
Malaysia在住の方にはTioman島旅行はおすすめです.Tioman島は静かな島で日常を忘れてのんびりと過ごすことができます.
最新のフェリーの運行状況はBluewaterの公式ページでご確認ください.
ここまで本記事をお読みいただきありがとうございます.
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