Bukit BintangにあるMalay料理の有名店『Bijan』を訪問してきました.観光中心地から数分歩いたところにある,リゾート感のあるレストランでMalaysiaに旅行で来られた際におすすめのお店です.
Malaysiaに駐在したての頃は,Malaysiaの伝統料理”Malay料理”をよく食べに行きましたが,駐在して3年も経つとだんだんと舌が慣れている日本食や中華料理を選びがちになります.
一人ではMalay料理を食べることが少なくなった駐在3年目の昨今ですが,Kuala Lumpurの高級商業施設『Pavillion』で買い物をしているときに,近くで何か食事をしようと思い偶然見つけてMalay料理店『Bijian』で食事をすることにしました.
観光名所のBukit Bintangにあり,Malay料理の味とお店の雰囲気ともに良かったので記事で紹介します.
この記事は,次のような方にお役に立てるように書いています.
こんな方におすすめ
- Malaysiaに旅行で訪れて首都Kuala Lumpurに滞在される方
- Malaysia在住で日本から来る人を”おもてなし”する予定のある方
この記事の内容は次になります.
本記事のポイント
- Malaysia観光地にある上質なMalay料理レストラン『Bijan』
- Malaysia旅行で訪れる方,Malaysia在住でちょっと上質なディナーを楽しみたい方におすすめ
クアラルンプール観光地近くのリゾート感があるマレー料理店
Kuala Lumpurの高級ショッピング・モール『Pavillion Kuala Lumpur』で買い物をしたあと,すでに夕飯の時間を過ぎていたので近くで食べられるお店を探していました.
ちなみにMalasia料理とMalay料理は区別があります.
「Malay」はMalaysiaの単なる省略だと思っている人が多いですが,「Malay」と「Malaysia」で意味が違うので注意が必要です.私は一度,会社で「Malay」と書類に書いていて同僚に真剣な顔で修正するように指摘されたことがあります.
Malay料理はMalay系民族の伝統料理で,Malaysia料理の一分野です.
日本料理というと寿司などの日本伝統料理を指すことに対応しています.
ポイント
多民族国家のMalayisaでは一言で"Malaysia料理"といっても,Malaysia全国で食べられている料理でMalay料理,中華料理,インド料理など一般的な料理を指すことになるのでMalay料理とMalaysia料理はきちんと区別されています.
MalaysiaでTop100にも選ばれるMalay料理名店
ショッピング・モール『Pavillion』から10分ほど歩いて,Bukit BintangのChangkat通りを通り過ぎます.
Changkat通りはbarが建ち並ぶ有名な通りで,Malaysiaの中でも数少ない東南アジアらしい観光客でごった返している飲み屋街と言えます.
Changkat通りのbarから鳴り響く賑やかな音楽が耳から遠ざかるように,坂を登っていくと目的地のレストラン『Bijan』があります.
2003年に開業した『Bijan』は上質なMalay料理を提供するレストランです.場所が観光名所のBukit BintangやKLCCに近いことから外国人旅行者に特に人気があります.
2004年には”Best Malay Restaurant”賞を獲得し,Tatlerの”Top 100 restaurants”にも選出されています.
Bukit Bintangの酒場からのにぎわいが聞こえなくなり,周りはコンドミニアム(日本のマンションに相当)ばかりの坂の途中にレストラン『Bijian』はあります.
注意ポイント
人通りが多い場所から坂道を3分歩くことになるのですが,夜は坂道は暗くて人が少ないので歩いていかれる際は安全にご注意ください.
観光地の中心にあり立地は抜群,予約しておくと良い
レストランに向かう10分前に電話で予約をしておきました.電話口での店員の口振りから察するにお客はあまり多くなさそうでした.
レストランの口コミをみると「日本人を含めて外国人旅行者が多く訪れる人気のMalay料理店」と書かれていたので,直前の予約が取れるとは思ってもいませんでした.
Barでゆっくりと2次会でも
レストランにはbarが併設されています.
私が訪れた時間が21:00と遅かったこともあり,レストラン内よりもbar内のお客数の方が多かったです.
驚いたことにbarの入り口のところで同性愛者の方が抱きしめている場面を目撃してしまいました!
Malaysiaでは性の認識に関しては古風なところがあり,世界の潮流とは逆行して同性愛に対して取り締まりがあるほどなのですが,流石にBukit Bintangというべきか自由だなと感じました.
落ち着いた空間演出,テラス席がおすすめ
話はレストラン『Bijan』の紹介に戻りますが,店内席とテラス席があります.
店内席は綺麗で静かでしたが,Malaysiaらしさを求めるのであればテラス席が良いです.
お手洗いは綺麗でした.
テラス席は暗闇の中ランタンが照らす照明になっていて,テーブルの上のランプが手元を照らしてくれます.
光の演出はとてもおしゃれなので,恋人とのデートに合っていると思います.
ポイント
Kuala Lumpur内でさえテラス席でおしゃれにMalay料理を夕食に食べられるレストランが限られているので,日本からおもてなしをする人が来たときに連れていくMalay料理のお店として『Bijan』は重宝します.
上質なMalay料理に舌鼓を打つ
テラス席から見せる景色は周りのコンドミニアムばかりでした.
お酒が飲めるMalay料理店
決して眺めが良いわけではないのですが暗い時間帯に訪れるとあまり何も見えず,小さいながらもテラスの甘いリゾートの雰囲気が暗闇の中で際立ちます.
レストラン『Bijan』はMalay料理店でpork-free(Halalの条件の一つである豚肉を使わない料理)ですが,お酒の提供はあります.
前菜:Poplah Goreng
一品目に前菜で注文した料理は「Poplah Goreng RM 12」(日本円 350円)です.
野菜の春巻きで甘辛いソースが付いています.ソースは甘過ぎず,サラッとした辛味でした.
春巻きの皮がサクサクとしていて,歯で噛むたびに気持ちの良い音がします.あまり脂っこくなく,野菜の味を感じることができます.
主菜:Rendang Tok
次に主菜として注文した料理は「Rendang Tok RM 58」(日本円 1,600円).Nasi(ご飯)を別途注文しました.
料理は牛肉を時間をかけて香辛料とココナッツ・ミルクと煮込んでいます.Malay料理の特徴の一つは香辛料ですが,比較的食べやすい味付けです.脂っこくなくて健康的にいただきました.
料理が黒くて写真がうまく撮れませんでした…
ココナッツ・ミルクの柔らかい味わいが牛肉に絡んで,非常に食べやすい味わいになっています.日
本人にはなじみのない味ではありあますが,辛味は抑えられていて食べやすい味です.
ポイント
レストラン『Bijan』は雰囲気は良くて,美味しいMalay料理を楽しむことができます.お店の場所もKuala Lumpurの観光地中心地に近くて旅行者にも訪れやすいです.
落ち着いた雰囲気で味わう貴重なMalay料理店
Malaysia旅行の際に訪れるお店としてMalay料理店として『Bijan』はおすすめです.
最後に厳しい書き方をすると,Malay高級料理店ではなく,外国人観光客相手の料理店です.
美味しいのですが,Malay料理の質を芸術まで高めるような方向性ではないはないと感じました.
店舗情報
お店の名前 Bijan bar & restaurant
住所 No.3, Jalan Ceylon, Bukit Ceylon, 50200 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
営業時間 16:00 - 23:00
電話番号 +60320313575
公式site http://www.bijanrestaurant.com
ここまでお読みいただきありがとうございます.
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