KL,Selangor州,Sabah州は1月14日までCMCO延長

マレーシア一般

KL,Selangor州,Sabah州におけるCMCOは1月14日まで延長,早く帰国した方が良いのかも

2020年12月29日

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こにゃん
こんにちは,こにゃん(@こにゃん)です.

 

Kuala Lumpur,Selangor州,Sabah州で施行されているCMCOを2021年1月14日まで延長すると発表がありました.

もう国民生活は感染症対策を前提にしているので,CMCOなき後の国家の姿を描いても良いのではないかと感じます.

 

変異種出現後の,Malaysiaの外国人受け入れ体制も気になっています.

 

KL,Selangor州,Sabah州の感染症対策最前線は継続

Ismail Sabri上級大臣は12月28日にCMCO延長に関するを発表しました.

ポイント

Kuala Lumpur,Selangor州(一部地域除く),Sabah州で施行されているCMCOを2021年1月14日まで延長

FMT: CMCO in Selangor, KL and Sabah extended to Jan 14

CMCO(条件付き行動制限令)に関する延長発表はありましたが,他の地域で実施されているRMCO(回復期行動制限令)に関する期限に関する発表はありませんでした.

予定では,RMCOは年末12月31日までです.RMCO延長可否の発表も引き続き確認します.

CMCOの時系列

KL,Selangor州に発動された2度目のCMCOに関して時系列にまとめてみました.

  • CMCO 2.0:10月14日〜10月27日(2週間)
  • CMCO 2.1:10月28日〜11月9日(2週間)
  • CMCO 2.2:11月9日〜12月6日(4週間)
  • CMCO 2.3:12月7日〜12月20日(2週間)
  • CMCO 2.4:12月21日〜12月31日(11日間)←いまここ
  • CMCO 2.5:2021年1月1日〜1月14日(2週間)今回発表

CMCO 2.3(〜12月20日)までは実際の移動制限および陽性者数爆増の影響で,Kuala Lumpurでの生活は大きく不自由することとなりました.

出口戦略なき延長

12月21日以降のCMCOは,州境を超えた移動も自由に行えるようになり,生活の制限は大きく外されました.

まだ,CMCO対象地域の学校は閉鎖された状態が続いており,子どもの学習遅れが心配です.

 

問題は,行動制限令なきMalaysiaの姿を政治家が描けていないことだと思います.

行動を制限してばかりで,経済を刺激するために国民の行動を活性化する政策が待たれます.

新型肺炎の変異種出現,入国制限見直しはあるか?

英国,南Africaなどで,新型肺炎の変異種が発見されて世界各国に危機が走っています.

Yahoo News : イギリスと南アフリカ、それぞれの新型コロナ変異種の現在の状況は?

変異種の出現でMalaysiaの国境が閉じてしまうのか気になっているので,私の考えを書きます.

私は,幸運なことに,12月にMalaysiaから日本に一時帰国を果たすことができました.

1月に日本からMalaysiaへ再入国する予定です.

 

12月に日本に帰国できたのは変異種が報じられる前で時期がよかったです.果たして,1月にMalaysiaに再入国する際に,Malaysia政府がどのような対応をとるか我が事として心配しています.

 

発生して1年立たない新型肺炎の変異種ですので,変異種の解明までは各国ともに慎重な対応を取る点は納得ができます.

12月26日夕方の発表で,日本政府は12月28日から2021年1月末までの新規外国人受け入れを停止することを菅首相は発表しました.変異種の出現を受けての,世論に後押しされる形での政府対応でした.

日本経済新聞:首相、新型コロナ変異種「先手先手で対応」

 

完全に日本の国境が閉じられたわけではなく,条件を満たせば往来ができます.

  • 日本国籍は,「14日間の自宅待機」と「公共交通機関の不使用」を条件に帰国可能
  • 日本籍・外国籍問わず場合,Malaysiaを含む11カ国・地域への出張目的での往来は継続(ビジネス・トラック)
  • ビジネス・トラックの場合,受け入れ先が責任を持ち入国者の行動を管理

外務省:国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について

Malaysia,中国,Singaporeなどとの11カ国とのビジネス・トラックに関しては相互受け入れ体制のため,日本単独での取りやめができない背景があるようです.

 

Malaysiaが日本人を受け入れるかを考える上で,日本の入国措置が対外的にどのように見られているかは重要です.

もしMalaysia政府が日本の入国制限体制に”疑問視”を持てば,日本人の入国停止措置に動く可能性があります.

 

日本の入管対応で気になるのは,次の2点です.

  • 入国後の義務のない隔離措置
  • 11カ国・地域(中国,Singapore,Malaysiaなど)の外国人受け入れ継続

Malaysiaは,入国後のホテルでの10日間隔離を義務付けています.日本の,任意の施設(自宅含む)での自主隔離とは対応に大きな差があります.

市中感染という報道はありませんが,日本が入国を一部認めているSingapore,香港,さらには日本でも帰国者に変異種の感染者を認めています.

Malaysia政府から見て,日本の感染症対策がMalaysiaと同水準で行われておらず変異種の感染源になりうるとみなされると一方的な日本人受け入れ停止という措置もあるのではないかと危惧しています.

 

日本政府は,変異種の国内伝染を防ぐには,次のいずれかの暫定措置をとるしかないように思います.

  • 入国後の義務付きの隔離措置
  • 11カ国・地域(中国,Singapore,Malaysiaなど)からの外国人受け入れ停止

将来も変異種は何通りも出てくると予想されますが,初期段階の変異種は厳格な対応をして,徐々に緩和していけば良いと思います.

Malaysiaの対応は迅速に行われるので,1月の入国条件については注意深く確認していきます.

まとめ

CMCOの延長に関しては,学校期間の再開が遅れることが懸念ではありますが,経済活動が徐々に回復している段階にはあります.

変異種の出現により各国ともに国境を再度封鎖する方向に動いています.

2021年1月以降,日本に帰国予定のあるMalaysia在住の方は帰国日程を組む際は,日本・Malaysiaの受け入れ体制の変更に充分ご注意ください.

 

日本も変異種対応に追われていますが,MalaysiaのSabah州でも変異種が確認されており,Malaysia国内としても油断を許さない状況には変わらないようです.

Malay Mail:Health D-G says keeping tabs on new Covid-19 mutation in Sabah

 
こにゃん
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