
私はMalaysiaで駐在員をしているため,土用の丑の日といっても鰻は冷凍食品として食べることが多いです.
ところが日本から鰻を空輸してきて,新鮮なうな重を食べられるお店がありましたのでレポートします!
一度頭に思い浮かべるとどうしても食べたくなる料理はありますか?
私にとっては「鰻」です.
Malaysiaでは値段が張るので頻繁に食べることができませんが,一度頭に思い浮かべると無性に堪えきれなくなる魅力があります.
Malaysiaでは鰻を食べる習慣がありませんので,鰻を食べたくなるたびに日本への帰国の時期を待ち遠しく感じます.
日本に帰らなくても本格的な鰻料理を食べることができるお店を見つけました.
日本から活きた鰻を輸入して捌いて炭火焼きで提供してくれるお店『誠(Makoto)』です.
この記事は,次のような方にお役に立てるように書いています.
こんな方におすすめ
- Malaysia在住で美味しい鰻料理を食べたい方
Malaysia在住の方で「冷凍鰻では満足できない!」という方はぜひ本記事を読んでお店『誠(Makoto)』へ訪れてみてください.
本記事のポイント
- 日本から空輸で運んだ鰻をMalaysiaで食べられる!
- 個室もあり,土曜丑の日は混むので予約必須.
- 食べても飲んでも美味しい鰻メニュー.
記事の最後にお店の住所を記載しています.
Mont Kiaraの近くにある鰻の名店
日本で食べるような鰻料理が食べられるレストラン『誠(Makoto)』は日本人駐在員,移住者が多く住むMont Kiaraから徒歩圏内にあるDesa Sri Hatamasにあります.
夕暮れごろから混み始めるDesa Sri Hatamas
Desa Sri Hatamasの道は元々狭い1車線のところに両側,路上駐車の列ができて,夕暮れごろから混み始めます.
お店が遠くに見えたぐらいのところからは歩いてお店に入った方が車で行くよりも早いかもしれません.
「鰻」と書かれた暖簾(のれん)が目印
お店の看板「Makoto Japanese cuisine」とともに,「鰻」と書かれた暖簾が掛けられています.
Malaysia人口の20%弱を占める華僑(Malaysian Chinese)も鰻を食べる習慣はありませんが,鰻という漢字は認識していますので暖簾を見ればウナギ料理店であることがわかります.

入店した瞬間にマレーシアから日本に瞬間移動したような鰻料理店
お店『誠』に入店して鰻を焼く良い匂いと店員さんの挨拶に迎えられることで,暖簾をくぐっただけでMalaysiaから日本に瞬間移動したような感覚があります.
カウンター席の目の前で鰻を炭火焼きで焼いている光景は日本の鰻屋そのもので,自分が東南Asiaの一国にいることを忘れてしまいます.
予約は必須,個室もあるので宴会での利用も可能
店内はカウンター席,テーブル席の他に,個室席もあります.
本格的な鰻が食べられる数少ないお店として『誠』は人気ですので,事前に予約をしておいた方が無難です.
ポイント
特に土曜丑の日と12月末の忘年会時期は個室はすぐに予約で埋まってしまいますので,個室をご希望の方は早めに予約をされることをおすすめします.
私が訪れたときはお店のお客の半分は華僑,半分は日本人でした.
私のMalaysia人同僚(華僑)がかつて日本に旅行した時に,初めて静岡県で鰻料理を食べて感動したと言っていました.同僚に日本旅行の思い出を聞いても二言目には「Unagi(鰻)」のことを語っていたので,余程感動したのだと思います.

カウンター越しの鰻炭火焼き
カウンター席の向かいでは,活きた鰻をさばいて,炭火で鰻を焼いています.
レストラン全体にタレが焼かれる香ばしい匂いが漂っています.
活きた鰻を日本から空輸
レストラン『誠(Makoto)』では,日本から活きた鰻を輸入しているそうです.
お店の定休日については日本市場の定休日との関係で調整されていると聞いたことがあります.
Malaysiaでは日本食は恒常的に人気があるため,街中のどこにでもある”日本食料レストラン”で鰻料理を食べられることはできるのですが,99%の鰻は冷凍品を解凍したものです.
Malaysia広しといえども,活きた鰻を空輸してさばいてくれる鰻料理屋は片手で数えるほどしかないと思います.
食べても飲んでも美味しい鰻メニューの数々
レストラン『誠』には平日の夜訪れました.

う巻き
「う巻き」は,ふんわりとしただし巻きだまごに鰻の蒲焼がぎっしりと包まれています.
柔らかい食感とともに,濃いめの蒲焼きの味が楽しめます.
見た目も美しくて一品めのお酒のつまみに最適です.
白子ポン酢とあん肝
お酒のつまみとして欠かせないのが,「白子ポン酢」と「あん肝ポン酢」です.
白子は柔らかくて新鮮で,一味噛み締めると溶けるようでした.
あん肝もしっかりと下処理がされていて,濃厚な味わいが楽しめました.
もみじおろしが良い味を他してくれていると同時に,お皿の飾り付けをしてくれています.
鉄皮(てっぴ)ポン酢あえ
メニューを見て珍しいと思い,食べたことのない食材への好奇心から注文した品が「鉄皮」です.
「鉄皮」はフグの皮のことで,関西で主に呼ばれています.フグの皮を湯通しした後に細切りにして,もみじおろしなどの薬味をかけて出される一品料理です.
独特のコリコリとした歯応えが印象的で,フグの皮の味は癖がなく食べやすかったです.

鰻のきも焼き
お酒のお供「鰻のきも焼き」が絶品でした.
鰻の肝が持つ強い味わいがあり,表面はカリッと焼かれ,中身は柔らかかったです.
天ぷら盛り合わせ
「天ぷらの盛り合わせ」は衣がサクッと揚げられていて,美味しかったです.
鰻料理店の天ぷらと侮ることはできません.
鰻の白焼き
鰻の持つ味わいが味を決める「鰻の白焼き」は,日本から持ってきた活きた鰻を使っているとだけあって,身は柔らかくて鰻の香りがしっかりとあり美味しかったです.
塩加減もお酒のおつまみにちょうどよくて,お酒がよく進みます.
うな重
「うな重」を注文してから料理が運ばれてくるまで,1時間くらいはかかるのでお腹の空き具合を見計らって注文をしなくてはいけません.
注文をして調理する前に,厨房から桶を抱えた店員の人がテーブルまで来て,桶に入った活きた鰻を見せてくれるサービスがあります.
”活き”の良さをお客に確認してもらうことが目的ですが,初めて活きた鰻をみるMalaysia人はとても驚きます.
店内の炭火で焼かれた静岡産の鰻を乗せた「うな重」は,タレが濃厚で美味でした.甘すぎず,辛すぎずの味わいです.
焼き加減もカリッとしていますが,身は蒸された柔らかいままで,箸で鰻を持ち上げるとすぐにほぐれてしまいました.
まとめ:マレーシアの『誠』で本格的な鰻を食べられる幸せ
レストラン『誠』の料金は日本で鰻を食べる料金よりも心持ち高いですが,料理の質はどれも日本で食べる味です.
一品料理の種類も多く,提供するお酒の種類も多いので,宴会での利用も可能です.個室もあるので家族での食事,仕事の会食にも適しています.
場所はDesa Sri Hatamasにあるため,Mont Kiaraに住む方にとっては徒歩でも訪れられる場所にあります.

店舗情報
お店の名前 Makoto Japanese Cuisine
住所 54, Jalan 27/70a, Desa Sri Hartamas, 50480 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
営業時間 11:30 - 14:00, 17:00 - 22:30 (月曜日定休)
電話番号 +60362111409
公式Facebook https://www.facebook.com/makoto.hartamas
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